『ブーリン家の姉妹』
2010年11月3日http://reformsnavi.com/
『ブーリン家の姉妹』
女性が、出世や世継ぎを産むための道具のように扱われていた時代。
後にイングランドの女王となった、エリザベスの母親アンを描いた実話だ。
ナタリー・ポートマンがこのアンを演じ、
スカーレット・ヨハンソンが姉を見守る優しい妹・メアリーを演じている。
本当に壮絶な話だ。
家族は出世のために娘たちを利用し、王は息子ができない王妃を捨て愛人を作る。
また、アンは王に気に入られた妹に嫉妬して、
自分だけに王の愛情が向けられるように仕向ける。
しかし、このアンとブーリン家が起こした行動が、
最後にはイングランドの国の大きな問題へと発展していく。
実際は、アンは妹でメアリーが姉なのだそうだ。
しかし、立場を逆転したことで、姉が妹に対する嫉妬の醜さと
悲劇性が引き立っているように思う。
アンの壮絶な最期を考えると、なぜエリザベスが女王として即位した後、
結婚をせず一心不乱にイングランドを統治することに
従事していたのかがわかるような気がする。
単なるメロドラマになってしまいそうな題材だが、
主演3人の確かな演技が作品を支え、骨太な人間ドラマとして成立させている。
ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンはもちろんだが、
普通に演じてしまうと薄っぺらくなってしまう、飽きっぽくてどうしようもない王・ヘンリー8世を、
エリック・バナは確かな演技力で深い人間像として演じているのも注目だ。
歴史劇ではあるが、現代の私達にもわかりやすい人間の普遍的な気持ちを描いている作品だ。
衣装も美術も華やかで、一見の価値あり。
予告編(1分30秒)
原作:フィリッパ・グレゴリー
監督:ジャスティン・チャドウィック
出演:ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ
デヴィッド・モリッシー、ジム・スタージェス、クリスティン・スコット・トーマス、
マーク・ライランス、エディ・レッドメイン、オリヴァー・コールマン
公式サイト
『ブーリン家の姉妹』
女性が、出世や世継ぎを産むための道具のように扱われていた時代。
後にイングランドの女王となった、エリザベスの母親アンを描いた実話だ。
ナタリー・ポートマンがこのアンを演じ、
スカーレット・ヨハンソンが姉を見守る優しい妹・メアリーを演じている。
本当に壮絶な話だ。
家族は出世のために娘たちを利用し、王は息子ができない王妃を捨て愛人を作る。
また、アンは王に気に入られた妹に嫉妬して、
自分だけに王の愛情が向けられるように仕向ける。
しかし、このアンとブーリン家が起こした行動が、
最後にはイングランドの国の大きな問題へと発展していく。
実際は、アンは妹でメアリーが姉なのだそうだ。
しかし、立場を逆転したことで、姉が妹に対する嫉妬の醜さと
悲劇性が引き立っているように思う。
アンの壮絶な最期を考えると、なぜエリザベスが女王として即位した後、
結婚をせず一心不乱にイングランドを統治することに
従事していたのかがわかるような気がする。
単なるメロドラマになってしまいそうな題材だが、
主演3人の確かな演技が作品を支え、骨太な人間ドラマとして成立させている。
ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンはもちろんだが、
普通に演じてしまうと薄っぺらくなってしまう、飽きっぽくてどうしようもない王・ヘンリー8世を、
エリック・バナは確かな演技力で深い人間像として演じているのも注目だ。
歴史劇ではあるが、現代の私達にもわかりやすい人間の普遍的な気持ちを描いている作品だ。
衣装も美術も華やかで、一見の価値あり。
予告編(1分30秒)
原作:フィリッパ・グレゴリー
監督:ジャスティン・チャドウィック
出演:ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ
デヴィッド・モリッシー、ジム・スタージェス、クリスティン・スコット・トーマス、
マーク・ライランス、エディ・レッドメイン、オリヴァー・コールマン
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