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「ブーリン家の姉妹」
ブーリン家の姉妹 上 (1) (集英社文庫 ク 17-1)作者: フィリッパ・グレゴリー出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 文庫 ブーリン家の姉妹 下 (3) (集英社文庫 ク 17-2)作者: フィリッパ・グレゴリー出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 文庫 現在公開中の映画「ブーリン家の姉妹」の原作本。アン・ブーリンとその妹メアリーの愛憎劇。際は16世紀前半。イングランドは、現在のようなプロテスタント国ではなく、ヨーロッパの他の国と同様にカトリック国だった。イングランド国王ヘンリー8世には、スペインから嫁いできた王妃キャサリンとの間にメアリー王女(後のメアリー一世)しかいなかった。ヘンリー8世には他には兄弟がなく、このまま死ねば、また薔薇戦争のような内戦が起きる可能性もある。焦りを感じたヘンリー8世は、その全責任をキャサリン王妃一人に擦り付け、婚姻を無効とし、ローマ法皇から破門されても、若いアン・ブーリンと結婚する。そのアン王妃も始めは、ヘンリー8世の愛人だった妹メアリーの引き立て役。メアリーを羨み、野心を募らせていくアン。叔父でイングランドの筆頭貴族ノーフォーク公爵から命令されたとは言え、メアリーから国王を奪い、王妃となるべく無茶で無謀な賭けにでるアン。文字と言う手段に頼る「本」による物語だから、余計に想像力をたくましくさせてしまう。映画では、アンをナタリー・ポートマンが演じ、メアリーをスカーレット・ヨハンソンが演じるという。ちょっと見てみたい気がする。

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