ジョニー・デップ
2011年5月3日http://eclothes4u.com/
ジョニー・デップ
Jonny Depp
今回は、誰もが知っている人気者、ジョニー・デップの紹介です。
彼は、生まれながら持っている人柄と交友関係で、現在の地位を築いたハリウッドでも珍しい俳優です。
ジョニー・デップは、1963年にケンタッキー州で生まれ、フロリダで育ちました。典型的なアメリカ南部の育ちです。保守的な環境で育ちますが、デップはロックに憧れ、15才の時学校に行くのを止めてしまいました。そして、子供ながら音楽活動に没頭します。数々のバンドに出たり入ったりしながら成長していくのですが、ここで沢山の人生勉強をしたようです。
その後、彼は当時の妻ロウリ・アリソンと共にロサンゼルスを訪れ、俳優の道を目指します。アリソンは、彼女のつてでニコラス・ケイジをデップに紹介します。このことがきっかけでデップはハリウッド映画への切符を手にすることができました。それが「エルム街の悪夢」(1984)です。このホラー映画の傑作は、当時世界的に大ヒットします。そして、ちょい役だったデップも少しだけ世界に知られることになりました。しかし世の中はそんなに甘くはありません。この後、デップは「プラトーン」(1986)などに小さな役で映画に出演し続けます。いわゆる下積み時代です。
彼の地味な俳優生活に転機が訪れたのは、映画ではなくテレビでした。テレビドラマ「21 ジャンプ・ストリート」でデップはお茶の間の人気者になっていきます。それでも、この人気はアメリカの若者に限定されていました。
1990年、彼のその後の人生に大きく関わってくる監督、ティム・バートンと出会います。映画「シザーハンズ」が制作され公開されると、この不思議なファンタジーは、スタジオの予想を上回る大ヒットとなります。そして、影のある主役のパフォーマーを演じたデップの評価が世界的に高まっていきました。デップにとって、彼のキャリアのきっかけを作ったのはこの作品です。
その後も、デップとバートンの関係は強く、バートンが監督する作品のほとんどでデップは主役を演じていきます。
人気が出た後、デップは他の有名俳優と同じようにスタジオからオファーされる娯楽作には積極的に参加しませんでした。これは、子供の頃からエンターテイメント業界に身を置き、沢山の苦労人の人生を見てきたからでしょう。マスコミによる作られた人気に乗ることはせず、地味に自分がやりたい役を演じていったのです。ティム・バートンと再び組んだ「エド・ウッド」(1994)やジム・ジャームッシュ監督と組んだ「デッドマン」(1995)などは、モノクロ映画ですが、積極的に難しい役に挑んでいます。「ラスベガスをやっつけろ」(1998)でも、ドラッグにはまった役を怪演している。
1993年、彼に不幸な出来事が突然襲います。それは、デップが経営するロサンゼルスのバー「バイパールーム」で起きたドラッグ事件です。このバーに来ていた若手の人気俳優リバー・フェニックスが、店を出たドアの前で急死してしまいました。この事件により、デップは長い間、警察から事情聴取を受けることになってしまいました。
さらに1993年にニューヨークで、1999年にロンドンで逮捕歴があります。どちらも些細な事件に巻き込まれたのもです。
パートナーもどんどん変わっていきました。彼と一緒にロサンゼルスに来たアリソンとは別れ、ジェニファー・グレイ、シェリリン・フェン、ケイト・モスと婚約をしていた時期があります。「シザー・ハンズ」で共演したウィノナ・ライダーとは、かなり本気で結婚するつもりだったようで、デップの腕にはWinona Foeverという刺青を彫ってしまいました。現在は、ちょっといじってWino Foeverとなっています。
このようにプライベートでの波乱があるなか、彼はだんだんメジャー映画にも進出していきました。これは、ティム・バートン監督がメジャーになっていったことに影響を受けています。「スリーピー・ホロウ」(1999)など、バートン作品が世界でメジャー配給され、その作品に主演するデップには、数多くのオファーが来るようになり、彼なりにメジャー映画でありながら自分のやりたい役を模索し始めたのです。
そんな最中に舞い込んできたのは1本の海賊映画でした。ジェリー・ブラッカイマーから持ち込まれたディズニーランドの「カリブの海賊」をテーマにした活劇は、ストーリーも良くできており、自分の子供に見せるにも適した作品だと思い海賊役を引き受けました。この映画の主人公は、オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーです。エンターテイメント映画の脇役として良いポジションでもあったのです。
この映画「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」が公開すると、予想以上の大ヒットとなりました。そしてデップは完全に主役を食ってしまっていたのです。映画を見終わった観客は誰もがデップを主役だと思いこんでしまいました。
デップは、これほどまでの反響を予想していませんでした。だからといって、この人気を利用して、メジャー俳優になるつもりもなかったのです。彼は、その後も相変わらず地味な作品に出演し続けていきます。「シークレット・ウィンドウ」(2004)「ネバーランド」(2004)など、映画ファンの中では評価の高い小さな作品で演技を磨いていくことを忘れませんでした。
ハリウッドは彼を放って置くわけはなく、オファーは相変わらず殺到している。しかし、それらの殆どの出演を断り、最近は、一緒に仕事をした仲間を大切にして仕事を選んでいるようです。
ティム・バートン監督とは相変わらず同じスタンスで仕事をしている。「チャーリーとチョコレート工場」(2005)「スイニー・トッド」(2007)と主演をしている。
ロバート・ロドリゲス監督とも仲がよいようで必ず彼の作品にも出演している。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズにも当然出演しており、その後の2作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」(2006)「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」(2007)にも主役の相手ジャック・スパロウ役を演じています。
現在も彼の生き方は変わっていません。自分の納得する役を演じていくだけです。少し変わったのは、やっと信頼できるパートナーと巡り会って幸せなプライベート生活を送っていることでしょう。フランス人の歌手であり俳優であるバネッサ・パラディと子供をもうけ、現在はフランスの田舎で子育てを中心にのんびりと生活しているそうです。
<ジョニー・デップの出演作を購入>
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション
21 ジャンプストリート シーズン1 DVD-BOX (初回限定生産)
21 ジャンプストリート シーズン2 DVD-BOX1
21 ジャンプストリート シーズン3 DVD‐BOX1
プラトーン (特別編)
シザーハンズ (特別編)
ギルバート・グレイプ
妹の恋人〈特別編〉
エド・ウッド
デッドマン スペシャル・エディション
ラスベガスをやっつけろ
フロム・ヘル
フェイク エクステンデッド・エディション
ネバーランド
ナインスゲート デラックス版
スリーピー・ホロウ
ティム・バートンのコープスブライド 特別版
チャーリーとチョコレート工場
ジョニー・デップ
Jonny Depp
今回は、誰もが知っている人気者、ジョニー・デップの紹介です。
彼は、生まれながら持っている人柄と交友関係で、現在の地位を築いたハリウッドでも珍しい俳優です。
ジョニー・デップは、1963年にケンタッキー州で生まれ、フロリダで育ちました。典型的なアメリカ南部の育ちです。保守的な環境で育ちますが、デップはロックに憧れ、15才の時学校に行くのを止めてしまいました。そして、子供ながら音楽活動に没頭します。数々のバンドに出たり入ったりしながら成長していくのですが、ここで沢山の人生勉強をしたようです。
その後、彼は当時の妻ロウリ・アリソンと共にロサンゼルスを訪れ、俳優の道を目指します。アリソンは、彼女のつてでニコラス・ケイジをデップに紹介します。このことがきっかけでデップはハリウッド映画への切符を手にすることができました。それが「エルム街の悪夢」(1984)です。このホラー映画の傑作は、当時世界的に大ヒットします。そして、ちょい役だったデップも少しだけ世界に知られることになりました。しかし世の中はそんなに甘くはありません。この後、デップは「プラトーン」(1986)などに小さな役で映画に出演し続けます。いわゆる下積み時代です。
彼の地味な俳優生活に転機が訪れたのは、映画ではなくテレビでした。テレビドラマ「21 ジャンプ・ストリート」でデップはお茶の間の人気者になっていきます。それでも、この人気はアメリカの若者に限定されていました。
1990年、彼のその後の人生に大きく関わってくる監督、ティム・バートンと出会います。映画「シザーハンズ」が制作され公開されると、この不思議なファンタジーは、スタジオの予想を上回る大ヒットとなります。そして、影のある主役のパフォーマーを演じたデップの評価が世界的に高まっていきました。デップにとって、彼のキャリアのきっかけを作ったのはこの作品です。
その後も、デップとバートンの関係は強く、バートンが監督する作品のほとんどでデップは主役を演じていきます。
人気が出た後、デップは他の有名俳優と同じようにスタジオからオファーされる娯楽作には積極的に参加しませんでした。これは、子供の頃からエンターテイメント業界に身を置き、沢山の苦労人の人生を見てきたからでしょう。マスコミによる作られた人気に乗ることはせず、地味に自分がやりたい役を演じていったのです。ティム・バートンと再び組んだ「エド・ウッド」(1994)やジム・ジャームッシュ監督と組んだ「デッドマン」(1995)などは、モノクロ映画ですが、積極的に難しい役に挑んでいます。「ラスベガスをやっつけろ」(1998)でも、ドラッグにはまった役を怪演している。
1993年、彼に不幸な出来事が突然襲います。それは、デップが経営するロサンゼルスのバー「バイパールーム」で起きたドラッグ事件です。このバーに来ていた若手の人気俳優リバー・フェニックスが、店を出たドアの前で急死してしまいました。この事件により、デップは長い間、警察から事情聴取を受けることになってしまいました。
さらに1993年にニューヨークで、1999年にロンドンで逮捕歴があります。どちらも些細な事件に巻き込まれたのもです。
パートナーもどんどん変わっていきました。彼と一緒にロサンゼルスに来たアリソンとは別れ、ジェニファー・グレイ、シェリリン・フェン、ケイト・モスと婚約をしていた時期があります。「シザー・ハンズ」で共演したウィノナ・ライダーとは、かなり本気で結婚するつもりだったようで、デップの腕にはWinona Foeverという刺青を彫ってしまいました。現在は、ちょっといじってWino Foeverとなっています。
このようにプライベートでの波乱があるなか、彼はだんだんメジャー映画にも進出していきました。これは、ティム・バートン監督がメジャーになっていったことに影響を受けています。「スリーピー・ホロウ」(1999)など、バートン作品が世界でメジャー配給され、その作品に主演するデップには、数多くのオファーが来るようになり、彼なりにメジャー映画でありながら自分のやりたい役を模索し始めたのです。
そんな最中に舞い込んできたのは1本の海賊映画でした。ジェリー・ブラッカイマーから持ち込まれたディズニーランドの「カリブの海賊」をテーマにした活劇は、ストーリーも良くできており、自分の子供に見せるにも適した作品だと思い海賊役を引き受けました。この映画の主人公は、オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーです。エンターテイメント映画の脇役として良いポジションでもあったのです。
この映画「パイレーツ・オブ・カリビアン呪われた海賊たち」が公開すると、予想以上の大ヒットとなりました。そしてデップは完全に主役を食ってしまっていたのです。映画を見終わった観客は誰もがデップを主役だと思いこんでしまいました。
デップは、これほどまでの反響を予想していませんでした。だからといって、この人気を利用して、メジャー俳優になるつもりもなかったのです。彼は、その後も相変わらず地味な作品に出演し続けていきます。「シークレット・ウィンドウ」(2004)「ネバーランド」(2004)など、映画ファンの中では評価の高い小さな作品で演技を磨いていくことを忘れませんでした。
ハリウッドは彼を放って置くわけはなく、オファーは相変わらず殺到している。しかし、それらの殆どの出演を断り、最近は、一緒に仕事をした仲間を大切にして仕事を選んでいるようです。
ティム・バートン監督とは相変わらず同じスタンスで仕事をしている。「チャーリーとチョコレート工場」(2005)「スイニー・トッド」(2007)と主演をしている。
ロバート・ロドリゲス監督とも仲がよいようで必ず彼の作品にも出演している。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズにも当然出演しており、その後の2作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」(2006)「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」(2007)にも主役の相手ジャック・スパロウ役を演じています。
現在も彼の生き方は変わっていません。自分の納得する役を演じていくだけです。少し変わったのは、やっと信頼できるパートナーと巡り会って幸せなプライベート生活を送っていることでしょう。フランス人の歌手であり俳優であるバネッサ・パラディと子供をもうけ、現在はフランスの田舎で子育てを中心にのんびりと生活しているそうです。
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パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション
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ティム・バートンのコープスブライド 特別版
チャーリーとチョコレート工場
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